
最近はAndroidのAPKを入手してまで遊んでみたいタイトルが多く、ブログで紹介したい楽しいゲームも多いのでAPKやXAPK形式のアプリのAndroid端末へのインストール方法を別記事で載せておこうとして書きました。
APKやXAPK形式と書きましたが正規にGoogleプレイストアでゲームやアプリが配布されているファイル形式自体がAPK・XAPKなのですが、フツーにストアからダウンロードする場合は特に意識しなくても勝手にインストールしてくれてインストール前のファイルも残らないので気になりません。そのAPKを正規ストア以外から自分でゲットしてインストールする方法というわけです。
なぜそんな事をするのかと言うと、アカウントを作成している国によってはその国からはダウンロードさせてもらえない通称「おま国」オマエの国籍が気に入らねーからダウンロードさせてあげないよ。があるからなのですが、差別とかでは無く後から日本語化して日本ストアでも配信しようとしている場合や、日本ユーザーの好みじゃ無さそうだから配信する気がない場合などもあると思います。また英語圏でしか配布しないガチガチの洋ゲーなどもそうですね。
字が多いですが適度に読み飛ばしてスクショの注釈だけ読んでても大体わかると思います。
APK・XAPKのファイルを入手し自分のAndroid端末にインストールする方法
PCでAndroid版のAPKを手に入れウィルススキャン
まずあちこちにあるAPK配布サイトからお好きなAPKを探してきます。TapTapが最大手かと思いますが APKpure.com Uptodown.com APKcombo.com この3サイトが探しやすくよく使います。ウィルススキャンをしたいのでPCでダウンロードする事がほとんどです。念のため自分のPCに入れてるウィルス対策ソフトでスキャン後、VirusTotalというサイトで検査をします。
VirusTotalでは世界中のウィルススキャンソフトでファイルを検査してくれる無料のクラウドサービスです。検査だけなので悪意のあるコードの除去は無理です。ファイルへのURL指定もできるのですがファイルの直リンクをしているAPK配布サイトなぞ無く、そのツド動的にURLを生成していると思われるのでAPKに関してはダウンロードして来てアップロード検査するしか無さそうです。
なおVirusTotalでは650MBのファイルサイズまでしか検査できないのでそれ以上のファイルはローカルのウィルス対策ソフトで検査するか、メンド臭いけどファイル分割ソフトで分割して検査もできるかも?そこまでやらないと思うけど。


Mystic Gunnerという遊びたいゲームアプリをAPKAwardというAPK配布サイトで入手しましたが、VitrusTotalにアップするとトロイ1件・アドウェア2件が検出されたのでインストールやめときました。
全く知らないウィルス対策ソフト名が並んでますが、かろうじて知ってるカスペルスキーがアドウェアと判断してます。アドウェアはウィルスではありませんが混入させたコードなのは間違いないですし、トロイと判断したK7GWも気になります。調べるとK7AntiVirusというソフトがあるようでソースネクストから販売されてるようです。
APKAwardは素のAPKと共にアンロック要素のロックを解除した状態のMODも同時に配布しているようなので怪しい予感はしてました。

恐らくこれでガーディアンテイルズは大丈夫だろうと再度スマホで直接APKをダウンロードしても良いのですが、今検査したこのAPKそのものでゲームをインストールしたほうが確実に安全なのでグーグルドライブに上げました。ただしもしどこかで有料ゲームを見つけたとしても入れてはダメ絶対、それは違法です。あとは無料ゲームだけど改造されてるの(ゲーム世界の所持金MAXとかガチャで集めるキャラ全部揃ってるとか)も危険が無きにしも非ずなので手を出さないに越したことは無いです。apkpure.com uptodown.com apkcombo.com では有料や改造のアプリは見たこと無いので置いてないと思います。
提供元不明のアプリをインストールできるようにする設定
提供元というのは制作メーカーの身元ではなくどこにファイルが置いてあるかなのですが、Googleプレイストアで入手する場合は提供元がそこなのでそのままインストールできるわけです。
例えGoogleプレイストアで正規に配布しているAPKをファイル形式のまま入手し自分の端末にインストールしようとしても、Googleプレイストアで直接インストールするわけではないので「提供元不明」になると思います。ファイル内部の署名を見て「提供元不明」と判断しているわけでは無く、どこにファイルが置かれているかの判断なので自分でプログラムして作成したAPKも「提供元不明」になるのでは無いかなと思います。
実際全てのAPK配布サイトが自サーバにファイルを置いているわけでは無く、APKcomboなどはGoogleプレイストアへファイル要求する橋渡しをしているのでは無いかと思われますので、GoogleプレイストアのAPKが手に入るのですが入れようとすると「提供元不明のアプリ」となっています。


提供元不明のアプリをインストールできるようにするには、□△○の端末(Android10)では 設定 → アプリと通知 → 特殊なアクセス → 不明なアプリのインストール まで行くとChromeやGoogleドライブやメールアプリが並んでいるので個別に設定。


Googleドライブ上で直接インストール出来ないXAPK形式のインストール方法


XAPK形式と言うのはAPKファイルにOBB(Android Opaque Binary Blob)がセットになっていてフツーにはインストールできない。端末にファイルを置いても「不明なファイル」として認識されるのでそのままではインストールできません。Android11なら出来るかも知れませんけれどAndroid10ではムリです。

My Heroes SEAを例に続けると、Googleドライブのファイル上で右上の縦3点リーダーを押しファイルの詳細を開き、出てくるメニューからダウンロードを選びます。これでMy Heroes SEAのXAPKファイルは端末に移ったので、どこに格納されたかは後にしてインストールしましょう。
XAPK InstallerをGoogleプレイストアから入手
GoogleプレイストアにXAPK Installerというアプリがあるので入れます。このアプリはスマホ内のXAPKファイルを検索で探し出し、複数ファイルがある場合はリスト化され個別にインストールができます。
無料版の場合はインストールする際に動画広告の閲覧が必要ですが1本見るだけなのですぐ済みます。外部ファイルをインストールできるアプリを自社のストアに置くなんてGoogleは何て寛容なのだろう。
同名のアプリが多くありますが、MTV mobile提供のアプリを使っています。









APK・XAPKアプリのアップデート方法
ある日APKインストールで遊べていたGun Fungusというミスターオートファイア系ゲームを立ち上げるとアップデートの案内が表示され遊べず、リンクを飛ぶも当然「おま国」の日本ストアページ。APKのアプデって正規ストア配信じゃないから既存の旧アプリを消して入れなおさないといけないのかな?と以前思ってまして、セーブデータも何らかのクラウドセーブと連動してないと消えちゃうなぁ…と思っておりました。とりあえずuptodown.comで検索すると正規ストアのバージョンと同様のGun Fungus ver 0.1.38がさっそく見つかったので再度DLしVirusTotalでチェックしGoogleドライブに置いてスマホでタップすると…。


上書きでAPK・XAPKのインストールをしても既存のデータつまりセーブデータは失われないので助かった~。ただ正規ストアでアップデートする場合はアプデ用の差分ファイルだとDL容量も少ないでしょうが、APKを直に扱う場合は毎回フルサイズのDLをしないといけませんね。しかしこれくらいの弊害は仕方ありません。
APKCombo Installerを使ってみる
遊びたいゲームがAPKでもXAPKでも無く、APKとOBBの2ファイルで配布されていたので配布サイト謹製のAPKCombo Installerでインストールしました。







Android端末に残ったXAPKファイルを削除
パソコン初心者にありがちなフリーソフトのインストーラーをいつまでもパソコン内に残してて、消して良いのかわからず置いてる人やそれが残るというのをわかってない人も居ますし、ひどい場合だと配布されている圧縮ファイルも残ってるし、解凍して出てきたインストーラーも残っていて2重のムダになってる知人のパソコンとか見たことありませんか?
同じようにスマホでも自分でXAPKをインストールした際には元のXAPKファイルや解凍したファイルが残っており、ストレージをムダに圧迫するのでファイルマネージャーを使って消しましょう。□△○はGoogleのFilesを使っています。




さきほどのパソコンのフリーソフトの話で言うと、配布されている圧縮ファイル(XAPK)を解凍して出てきたインストーラーに当たるものがファイル(APK)として増えている状態です。





終わりに
以上でAPK・XAPKをAndroid端末に入れる方法の記事を終わりますが、最後に「勝手に日本ストアに無いアプリを入れてもいいのか?」と気になる方もいらっしゃるかも知れません。
□△○は外部サイトで見つけた有料アプリはもちろん有料サービスのある無料アプリの改造版を入れるのはアウトに思うのでそれはしませんが、無料で使えるアプリを「おま国」とは言えそのままインストールしてるだけなので全然オッケーだと思ってやっています。提供元不明アプリのインストール許可をした上で簡単に入れられますし、APKがGoogleドライブで直接インストールできるのもそうですし、XAPK InstallerがGoogleプレイストアに置いてあるのもあり、やってはダメぇ~!!!だとは到底思えません。
ただし記事冒頭のように悪意のあるコードを混入させたファイルもありますので、そのようなファイルにはくれぐれも気を付けて楽しんでください。